コラム
2022年04月18日

薄毛の人はカラーをしても大丈夫?カラーのダメージを抑える方法とは

カラーは髪に対するダメージが強いイメージがありますが、薄毛の人はカラーをしても良いのでしょうか?実は、薄毛でもダメージを最小限にカラーをする方法はあり、メリットもあります。この記事では、薄毛の人がカラーをする場合に気をつける点をご紹介しますので参考にしてください。

カラーは薄毛の原因になる?

カラーそのものが薄毛の直接的な原因になることはありません。しかし、カラーによって以下のようなダメージが起こり、薄毛につながる可能性はあります。

  • 頭皮のダメージ
  • 髪の毛のダメージ

頭皮のダメージ

頭皮が敏感な人は、頭皮についたヘアカラーが刺激となってしまいます。刺激により皮膚炎を引き起こし、赤みや痛み、かぶれ、腫れなどの症状が出るケースもあります。このような頭皮のダメージがあると、発毛のための環境が乱れるため、薄毛につながる場合もあります。

髪の毛のダメージ

ヘアカラーに使用される薬剤は、髪内部にダメージを与えます。そのため、カラー後は髪の毛のコシがなくなったり、細くなったりする場合があります。その場合、髪のボリュームが減るため、薄毛が進行したような印象となります。

カラーの種類とダメージ度

カラーにも種類があり、それぞれ髪に与えるダメージ度が異なります。ここでは、以下の4種類のカラーについて解説します。

  • ブリーチ
  • ヘアカラー
  • へマニキュア
  • ヘアマスカラ

ブリーチ

ブリーチは、脱色剤により毛髪の中にあるメラニン色素を分解し、明るい髪色にするカラーの方法です。メラニン色素を分解する際、髪の成分も一緒に分解されてしまうため、髪の水分が少なくなったり、ハリを失ったりする場合があります。カラーの中でもダメージ度の高い分類にあたります。

ヘアカラー

ヘアカラーは脱色と着色を行い、髪に色を入れる方法です。ヘアカラーもブリーチを同様脱色の際に髪の成分も剥がれてしまいやすく、比較的ダメージのある施術です。

ヘアマニキュア

ヘアマニキュアは爪のマニキュアと同様、表面に色を乗せるイメージのカラーです。ヘアマニキュアで使われる薬剤は、ブリーチやヘアカラーの薬剤とは違い、刺激やダメージがほとんどないものが一般的です。ただし、色落ちはしやすく、マニキュアが剥がれる時にキューティクルも一緒に剥がれてしまうリスクはあります。

ヘアマスカラ

ヘアマスカラは、マスカラのようにピンポイントに気になる部分を着色するカラーです。ヘアマスカラは一時的に染料を塗布するだけなので、色は髪を洗えば落ちます。色の持続はできないものの、髪へのダメージが少ない点はメリットです。


カラーで薄毛を目立ちにくくする効果も

カラーは薄毛の人にとって悪いことばかりかというと、そういう訳でもありません。カラーを上手く使うことで、薄毛を目立ちにくくする効果があるのも事実です。

明るめのカラーを選択すると、髪色と地肌の色との差が小さくなり、黒髪に比べて薄毛が目立ちにくくなります。また、根元を立ち上げるスタイリングをすると、毛の影が地肌に落ち、さらに地肌との色味を近づけられます。

カラーによるダメージを少なくする方法

カラーによって髪の毛にダメージを与えるのは確かですが、薄毛の人は全くカラーを楽しめないというわけではありません。以下の点に注意してダメージを少なくすれば、薄毛でもカラーの施術は可能です。

  • 美容院で施術する
  • 髪に優しい成分のシャンプーを使う
  • 頭皮の血行をよくする

美容院で施術する

市販のカラーリング剤を使えば自宅で安価に髪を染められますが、ダメージを考慮するなら美容院で施術するのがおすすめです。市販のヘアカラーは薬剤の強さが分かりにくく、自分で調整するのも難しいものです。

一方で美容院では、一人ひとりの髪の状態から最適な薬剤を見極め、適切な施術ができます。不必要に強い薬を使ったり、上手くいかず染め直したりすることを避けられ、ダメージの少ない施術が可能です。

髪に優しい成分のシャンプーを使う

カラー後の髪はダメージを受けているので、強すぎる洗浄力のシャンプーによってさらに潤いが失われないように気をつける必要があります。おすすめなのは、アミノ酸系界面活性剤や植物系界面活性剤」などの天然由来の成分のシャンプーです。カラー後は特にケアアイテムにも注意を配るようにしましょう。

頭皮の血行を良くする

薄毛を進行させないために、頭皮の血行を良くすることも大切です。頭皮マッサージは頭皮の血行改善に有効です。血行が良くなり活発な新陳代謝が行われると、健康な髪を作る働きが活性化されるため、体の内側からのケアも欠かせません。

薄毛でもダメージの少ない方法を選べばカラーを楽しめる

カラーの施術によって、直接薄毛を引き起こすということはありません。しかし、頭皮のダメージや髪の毛へのダメージにより、皮膚炎を引き起こしたり、髪のボリュームが少なく見えてしまったりするリスクはあります。

一方で、カラーをすることで、薄毛と頭皮のトーンの差を小さくし薄毛を目立ちにくくできるという効果もあります。大切なのは、カラーをする場合はできるだけダメージを最小限にした施術を行うことです。

すみれ美容院では、幅広い年代の方のご対応をしております。薄毛の方も含め、髪質にお悩みがある方が楽しめるダメージの少ないカラーをご提案します。カラーについて疑問点があれば、ぜひお気軽にご相談ください。