髪にハリやコシがなくなったと感じたら、それは老化かもしれません。年齢を重ねていくと増える髪の悩みに対して、どのように対処していけばいいのでしょうか。
今回は髪の老化が気になる方に向けて、エイジングケアについて詳しく解説していきます。髪のNG習慣やおすすめの対処法までご紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
エイジングケアのベストタイミングは?
エイジングケアとは、加齢に応じたお手入れのことです。髪の老化をピックアップしてみると、白髪や薄毛、乾燥などがあります。自分の髪が若くなくなってきたと感じた場合、いつからエイジングケアを始めればいいのでしょうか?
答えは「今すぐ」です。何もせずに放っておくと、手遅れになってしまうことも少なくありません。今は目立った変化はないかもしれませんが、体は月日を重ねるごとに間違いなく老化していきます。一番若いのは今なので、思い立ったが吉日だと思って始めていきましょう。
髪を老化させるNG習慣とは?
体は月日を重ねるごとに老化していくという話をしましたが、いくつになっても若々しい人がいるのも事実です。一方で、若くても実年齢より老けて見える方も少なくありません。両者の違いは何でしょうか?
それは、体を老化させてしまう習慣を続けているかどうかです。例えば、新鮮な生鮮食品や野菜を毎日食べている人と、毎日ジャンクフードや大量の砂糖が入ったジュースを飲んでいる人では、どちらが健康でしょうか。おそらく、前者の方が健康である確率が高いはずです。
このように体にダメージを与える生活習慣があると、髪や頭皮にも悪影響が出やすくなります。他にはどのような習慣が髪や頭皮の老化につながってしまうのでしょうか?
シャンプーの方法を間違えている
スタイリング剤を落とすために、シャンプーで二度洗いしている方は多いのではないでしょうか。シャンプーの二度洗いは必ずしも悪いわけではなく、使用するシャンプーの種類ややり方が問題となっていることが多いです。
市販のシャンプーを使っている方は、洗浄力が強すぎて必要な油脂まで根こそぎとってしまうことがあります。また、頭皮が乾燥すると過剰皮脂になりやすく、頭皮トラブルにつながりかねません。
熱めのお湯で洗い流す
熱めのシャワーが好きという方は、髪や頭皮が乾燥しているかもしれません。お湯の温度が高いと頭皮についた皮脂が乳化してしまい、シャワーのお湯と一緒に流れてしまいます。必要な分の油脂まで洗ってしまうと、本来髪を守るはずのバリア機能が活かされません。少しぬるいと感じる38℃に設定するのがおすすめです。
髪を乾かさずに放置する
シャンプーをした後で髪を乾かさずに放置するのも良くありません。なぜなら、乾いている状態よりも濡れているときの髪の方が弱くなっているからです。また、髪の水分が蒸発して乾燥しやすくなるため、うねりや広がりによってセットしにくい髪質になる可能性もあります。さらに、生乾きのまま寝てしまうと、枕や寝具に雑菌が繁殖してしまうことにもつながるので注意しましょう。
髪のエイジングケア方法をご紹介
ここからは髪のエイジングケアにおすすめの方法を紹介していきます。髪はいたわった分だけ応えてくれるので、ぜひ始めてみてください。
食生活を見直す
最初の方にもお話ししたように、体にダメージを与える生活習慣があると、髪や頭皮にも悪影響が出やすくなります。特に、食事は髪や肌に顕著に出やすいのが特徴です。人の体は3ヶ月前に食べたものからできているともいわれるくらい大切なことなので、できるところからやってみましょう。
髪に良いといわれている栄養素を一覧にしてみました。それぞれどんな食材を食べればいいかも記載しましたので、参考にしてみてください。
栄養素 栄養素が含まれている主な食材
- タンパク質:ささみ、鶏むね肉、豚ロース、豚ヒレ肉、豚もも肉、牛もも肉、鰹節、うるめいわし、しらす干し、かつお、まぐろ、ごまさば、鮭、ぶり、鶏卵、うずら卵、ナチュラルチーズ、プロセスチーズ、ヨーグルト、牛乳、油揚げ、ひきわり納豆、がんもどき、豆腐、おから
- ビタミンB2:レバー、ハツ、海苔、わかめ、あおさ、干しひじき、納豆、きなこ、蒸し大豆、チーズ
- ビタミンE:アーモンド、落花生、ぎんなん、くるみ、ひまわり油、オリーブ油、バター、ごま油、うなぎ
- ビタミンP:玉ねぎ、りんご、みかん、れもん、グレープフルーツ、緑茶、赤ワイン
亜鉛 牡蠣、かたくちいわし、しらす干し、鰹節、うなぎ、まさば、まあじ、豚レバー、牛もも肉、牛リブロース、豚肩ロース、焼きのり、わかめ、あおさ、刻み昆布、切り干し大根、枝豆、しそ
ドライヤーのかけ方を見直す
タンパク質は熱に弱いため、ドライヤーの熱は髪の毛にダメージを与えます。できるだけ短時間で効率よくかけるようにしましょう。髪が長い方は、タオルドライをすることによって乾燥時間を短縮できます。タオルで髪をこすらないように、優しく挟むようにして水気を切っていきましょう。
ドライヤーで乾かす際は、根元を8割程度乾かしてから表面を乾かすようにするのがおすすめです。表面を先に乾かそうとすると内側が乾くまで時間がかかってしまいます。下からすくい上げるようにして乾かすと、中まで温風が入りやすくなるのでやってみてください。
髪の毛に熱がこもらないように、冷風で仕上げるのもポイントです。上からなでるようにかけるとキューティクルが閉じやすく、髪にツヤが出やすくなります。
髪の栄養補給をする
栄養バランスの良い食事をとることも大切ですが、髪にも栄養分を補給してあげましょう。美容成分の入ったシャンプーや育毛剤を使うのが手軽でおすすめです。特に、ケラスターゼのシャンプーはシャンプー自体に豊富な栄養素が含まれているため、二度洗いすることで髪の健康をサポートできます。
栄養成分が豊富に含まれているケラスターゼのシャンプーを使う場合には、以下のような洗い方を意識してみましょう。
- 一度目のシャンプーでは、スタイリング剤などの汚れを軽く落とす
- 二度目は頭皮をマッサージする様にていねいに洗う
- 髪や頭皮を泡で包み込むようにし、2〜3分放置してから入念にすすぐ
ケラスターゼのシャンプーには頭皮の嫌な臭いが抑えられるものや、癒される香りのものまでさまざまな種類があります。ぜひお好みのものを見つけてみましょう。
まとめ
体の老化につながる習慣は、髪にも悪影響を与えてしまいます。まずは食事から変えていくことで、健康な髪に近づいていくはずです。まだ早いからと安心せずに、今からでもできることから始めていきましょう。
「すみれ美容室」では、幅広い年代のお客様に心地よい空間を提供しています。髪やお肌のこと以外にも、何か気になることがあればいつでも気軽にご相談ください。