コラム
2022年05月20日

ロングヘアの髪が抜けやすいのは本当?

きれいな髪の毛は女性の憧れですが、ロングヘアにしてから抜け毛が増えてきたという悩みはありませんか。ロングヘアは髪型のアレンジがしやすいですが、髪が長いからこそのストレスもあります。

そこで今回は、ロングヘアと抜け毛の関係について解説していきます。抜け毛に悩まされている方は、ぜひ参考にしてみてください。

ロングヘアは本当に髪が抜けやすいのか?

結論からいうと、ロングヘアが理由で抜け毛が多くなる可能性は少ないといわれています。しかし、髪を伸ばしてから抜け毛が多くなったと感じる方は多いようです。狐につままれた気分になるかもしれませんが、当記事で詳しく解説していきます。

ロングヘアの抜け毛が多く感じる理由

髪の長さと抜け毛には直接的な関係はないといわれていますが、抜け毛が多く感じてしまう理由はなぜでしょうか?理由は大きく分けて3つあります。

  1. 髪の長さによる錯覚
  2. 切れ毛が増える
  3. シャンプーやヘアケアの問題

それでは順番に見ていきましょう。

髪の長さによる錯覚

ロングヘアにしてから抜け毛が増えたように感じるのは、髪の長さによる錯覚だといわれています。健康な人の髪は1日50~100本抜けるといわれており、正常な新陳代謝が起こっている証拠です。しかし、ショートとロングの髪の毛が50本落ちていたら、ロングヘアの方が多く見えてしまいます。見た目に惑わされてストレスになっている場合もあり、自ら抜け毛の原因を作っている可能性もあるでしょう。

切れ毛が増える

ロングヘアはショートやミディアムヘアと比べて髪が絡まりやすくなります。シャンプーなどで手ぐしを入れると髪が切れやすくなり、抜け毛が増えたように見えてしまうのです。落ちている髪をしっかり見ないとわからないため、実は切れ毛が増えていたということも考えられます。

シャンプーやヘアケアの問題

ロングヘアは髪の量のせいで頭皮が洗いにくいことがあります。汚れが十分に落ちていないと頭皮環境が悪くなり、髪の健康にもよくありません。また、シャンプーのすすぎ残しも毛穴が詰まりやすくなるため、髪に栄養が行き渡りにくくなります。

ロングヘアの抜け毛を防ぐ方法

抜け毛が多く感じてしまう理由が目の錯覚だったとしても、髪のダメージが蓄積していけば抜け毛や切れ毛が増えてしまいます。健康で美しいロングヘアを手に入れるためにも、日頃からしっかりとケアしていきましょう。ここからはロングヘアの抜け毛を防ぐための方法についてご紹介していきます。

ブラッシングしてからシャンプーする

髪が柔らかい方や乾燥しやすい方は、髪の毛が絡まりやすくなります。特に胸辺りまでのロングヘアの場合は、一度髪が絡んでしまうと複雑に絡み合ってしまいます。シャンプーの際の切れ毛につながってしまうため、シャンプー前のブラッシングを習慣にしましょう。基本的なやり方は以下の通りです。

  • 毛先から優しくブラッシングする
  • すべての髪にブラシを通すイメージで、根元からゆっくりブラッシングする
  • 襟足から生え際に向かってブラッシングする

注意するポイントは、根元から無理やりブラッシングしないことです。髪の毛が絡まっている状態で無理やりとかすと、切れ毛や枝毛の原因になります。毛先からなでるようにブラッシングしてみましょう。

タオルドライをしてからドライヤーをかける

髪が濡れているときは、髪の毛の表面をうろこ状に覆っているキューティクルが開いた状態になっています。これは髪にとって最もダメージを受けやすく、髪が絡んだり切れたりする原因につながりやすいのです。ロングヘアの場合はドライヤーで乾かす時間もかかり、熱によるダメージを受けやすくなります。

そこでおすすめなのが、タオルドライをしっかりと行うことです。タオルでゴシゴシと拭いたりターバンのようにまとめたりするだけではタオルドライの十分な効果が得られません。むしろ摩擦によって髪を傷めてしまうこともあるため、正しいやり方を知っておきましょう。流れは以下の通りです。

  1. 両方の手のひらで髪を優しく抑え、毛先に向かって水気を流す
  2. 頭全体をタオルで包むようにして、頭皮と根本の水分をタオルに吸わせる
  3. 中間から毛先までを挟むようにして、水分をタオルに吸わせる

また、タオルドライを行う際の注意点も意識して行ってみてください。

  • 髪の毛をタオルで挟んだまま動かさず、できるだけ摩擦を少なくする
  • 毛量が多い場所はポンポンと叩くように、水滴が出なくなるまで行う
  • キューティクルを閉じるように毛先に向かってドライヤーはかける

同じ場所を結ばない

毎日細いゴムで同じ場所を結ぶ習慣がある方は、結び目周辺のキューティクルが傷つきやすいといわれています。髪の毛の構造が変化してくせ毛になりやすいため、ダメージにつながりやすいのです。仕事などで髪を結ばなければならない方は、太めの緩いゴムやシュシュなどを使うといいでしょう。また、毎日種類を変えたり結ぶ位置を変えたりすることで、髪へのダメージを少なくできます。

まとめ

ロングヘアは寝ているときの摩擦や乾燥などの影響を受けやすく、気づかないうちにダメージが蓄積していることも多いです。「すみれ美容室」では美しいロングヘアを楽しめるように、お客様と一緒に髪の悩みと向き合っていきます。ぜひ一度ご相談ください。